hurricaneくん盆栽日記Vol.10
年末太りやらかしてダイエット中なので初投稿です。順調に痩せてます。
いよいよhurricaneくん盆栽日記も第10回目。
今回は去年の夏ごろにhurricaneくんをちょこっと弄ったのでそのことを書きたいと思います。
久々のブログ投稿なので駄文になるかも。何卒ご容赦ください…
いきさつ
昨年7月初頭の某日。
某ウイルスの勢いはまだまだ収まる気配などなく...
そんなこんなで外出の機会が減り体力・気力がへなへなになってしまいました。
動いてないのに暑いよ~(へなちょこ)
そんでもって感染リスクやムラハチを考えると遠出も厳しくなったなぁ、と思いながら近場のおさんぽから帰宅。
....
よーっし帰宅後ルーティンの洗車でもするかァ――――
ん?
割れてんだよなぁ!?
アンダーカウル固定部がよぉ!?
今までこんなことなかったのにドウスッペ....
というわけで今回はアンダーカウルをどうにかするお話です。
辛い割れを救え。レスキュー開始!
修正案
A カウル一式を買う
同じ色のものは見つけたが、他の無事な部分も手元に来てしまうのは置き場問題がある。
ついでというかなんというか予算面の兼ね合い(一式約5万)もあるので厳しいか。
どうせなら、と全体のカラー変更も考えたがタンク部は上からプラカウルを被せる形状でタンクキャップに一工夫手を入れる必要もあるので難易度は高そう。
それとどうやら中華製っぽいのでチリツラ合わせに若干の不安もあるかも?
(とはいえ今付いてるカウルは中華なのかリビルド品なのかさっぱりわからないが)
B カウルを部分的に買う
Aのカウル一式を取り扱っているショップで部分売り自体はしてるっぽいが、要相談なのと当たり前とはいえ一式の値段から考えると少々割高感。
一方中古品となると大抵は外装慣らしされてたり肝心の取り付け部が壊れてたりする。
この手のは外装きれいにしたりリペイントしたり等手を入れる必要があるが、素人作業では周囲のクオリティと同調できるか不安が大きい。だってもともとめっちゃ綺麗だったので....
まぁ30云年経つ車体のカウルともなると今回のような事象が起きるのは当たり前といえば当たり前。
むしろ中華とはいえコピー品があるのは非常に有り難い。
とはいえ博打はなぁ....
うーん.....じゃあどうしようか?
C 破壊する。
いやね、三日三晩くらいモンハンして尻尾切断しながら考えたんですよ。
クオリティを維持しつつ博打を防ぎ、かつ加工を最小限に抑えてエコに済ませる方法....
それならいっそ切除してしまえばいいのでは?ボブは訝しんだ(狂気の沙汰)
ぶっちゃけ心は痛むけども、ツギハギになったりフランケンシュタインみたいになるよりかはマシ...か?
まずははんだごてでビームサーベルよろしくカウルを大まかに切り分ける。
なんでサンダーやノコでズバッと切らないんだ?と思うかもしれないが、振動や勢いでカウルが予期せぬ方向へ割れたり欠けたりしてしまうのでじわじわと切断する必要がある.....らしい。
実際にやってみるとこれはこれでやりやすいしモニョモニョ溶けて楽しい。
一番ダメージが入らないやり方は下書き線をなぞるように何回も軽く溶かしていくのがいいらしいけど僕は思いっきり切り分けました(脳筋)
溶断したあとは砥石や回転ホイルで切断面を整えていく。
丁寧丁寧丁寧にやらないと周囲を傷つける可能性もあるので慎重に作業しよう(一敗)
整えたものがこちら。
ここから脱脂したり洗浄して切断面とその周囲をきれいにしたら塗装に入る。
今回使ったのは99工房の色味が近いもの二色。
おそらく表面がツルツルだとタッチアップペンでは塗装乗りがイマイチの可能性があるのでキズペン(クレヨンみたいな感じのやーつ)も併用。
この二色が混ざれば周囲の色とも馴染めそうだったのでいい塩梅でブレンドしていく。
塗り重ねて乾燥させたものがこちら。なかなかいい感じでは?
タッチアップペンを塗るときは乾燥を乾燥を挟みながら三層くらい重ねること、そこからキズペンで色味の調整と塗りムラ潰し。
塗れば塗るほど塗膜は強くなるが塗りすぎると違和感が出たり塗り重ねた塗装面を「ゴソッ」と持っていかれることもあるかもしれないのでほどほどに済ませよう。
十分乾燥出来ていることを確認したら装着ゥ......
フゥン.....
いいんじゃないかな?
元々の造形からすると若干物足りなさを感じるかもしれないがシンプルかつ綺麗目に修正出来たのでまあ良き。実験は成功だ!
正直このやり方は好みやカウルの状態で可否が分かれると思うけど、破損部位次第では十分ありかも?
とりあえず道路上に部位破壊素材をばら蒔く危険もなくなったし綺麗に出来たので僕は満足です。(ニッコリ)
まだまだ現役で走ってもらうからな^~
メイクデビュー中山サーキット hurricaneくん編
秋が音速で通り過ぎて気付いたら年越してた…と思えばセッツブーンが来ちゃったので初投稿です。
今回はhurricaneくんin中山サーキットでキンモチのモチになってきたお話を書こうと思います。
果たして250ccのこの車体は約900ccの叩き出したタイムをわからせることができるのでしょうか?それではご覧ください。
ちなみに前回はここ↓
ryo-hateblo.hatenablog.com
11月某日
また遊びに…来ました…(1カ月近くぶり二度目)
あさイチ電凸でOKを貰ったので前回同様書き物etcをしてコースイン。
ちなみに運営のお父様曰く
「一人だとなんかあったら危ないんで付き添い連れてきてね(意訳)」
…って言ってたんで二人以上で行くのをお勧めします。走行者+見学とか。
ぼっちにはなかなかつらいけど致し方なし。
今回はとりあえずオッケー貰えたけど確かに危険が危ないし、次からは誰か連れてこようそうしよう(はんなり)
今日はhurricaneくんで挑戦。中山サーキットはアップダウンが激しいんでそれがおニーハンだとどのくらい影響が出るのか気になるところ。
ちなみにTracerのベストラップは01:25.752。
走行ラインはこんな感じ。
session1
とりあえず前回走った時の感覚を思い出しながらまずは自然体+αくらいの勢いで挑戦。
慣れてきたら思う存分ぶん回してみよう。
んでもってこのsessionの最速ラップがこう。
うん、全然違う。
流石にTracerのsession1ほど滅茶苦茶なライン取りじゃないけど、やはりどこかぎこちないな…なんで?
とりあえず分析してみようと思う。
いやまあ素人目で書いてるんでこれが正しいかわからんけど。(じゃくてんほけん)
まずコーナーへのアプローチの仕方が違う。
そりゃまあ車体の性格とタイヤの云々とか諸々違うからそうなんだけども、前回の感覚で走るとなかなか思うようにライン取りができない。
Tracerはこう…コーナー入りする直前くらいからグイっとリーンインに持ってくと綺麗にコーナーを抜けられる。
それでいて何度か姿勢/重心取りがガバついてもわりと無茶が効いた。
一方hurricaneくんはブレーキングの段階からある程度姿勢を作っといてリーンインに持ってったほうがスーッとコーナーを曲がれる。
無理に重心を動かそうとするとそれはそれで曲がらないし、路面やタイヤのコンディション次第ではテンパるとそのままズッ転けそう。
ゆるキツシケインでの重心移動はもちろんリズム良くやらないと危ないし危なかった(前回の教訓)
ある意味こっちの方が自然な流れでコーナーへのアプローチが出来るんだけど、乗り方が違うぶん感覚がごっちゃになってこれが中々に難しい。でもたのしい。
それからパワーバンドを維持するよう意識してぶん回して走ってみた…が、これもなかなか上手くいかなかった。
直線でスピードを稼ぎにくく、高めの回転数を維持しようとするとシフト管理でもたついて他のアプローチが遅れたりするなどした(n敗)
いろいろ分析も終わったんで休憩挟んで二回目イクゾー
session2
昨日のハイライト pic.twitter.com/jfPFNkDZBx
— こげまん。 (@unchiunknown) 2021年11月28日
こわい。でもたのしい。
一応タイムは向上、しかしTracerのタイムには4秒近く届かず。
アクセラレーショングラフを見るとメリハリは増えた。ラインも一応形にはなった。
…が今の状態だとこれ以上は厳しいかもと考えここでストップ。
帰るまでがサ活だからね!
コーナーはしっかりブレーキング+姿勢作り+アウトインアウト意識で形にはなった。
エンジンの回し方もパワーバンド(約15000回転)ではなくトルクバンド(約10500回転)帯でなるだけ維持するように意識。11000までキッチリ回せ…
たぶんこれらが功を奏してメリハリ+ライン精度向上は出来たと思う。ここまではいい。
バンク角とかタイヤグリップ、ブレーキングの限界領域はまだある?って言われたらまだあるのかもしれない。
でもその限界がどの辺かよくわからんちん、おっかなびっくり探り探りでちまちまやってるもんだから中々タイムが縮まらないのかも。
その上それに時間を取られてタイヤがズルズルし始めたので今回は断念。
まぁこれに関しては無茶しない程度に場数を踏んで慣れていくしかないかもしれない。
秋も終わり頃で落ち葉も多くそれも怖かったし…
トルクバンドを意識してスピードを稼ぎやすくなったものの、先述のこともありコーナーを抜ける速度が軒並み低めなのかなかなかスピードも出ず仕舞い。
今回二通り試してみて思ったけど、hurricaneくんは回転数10500~15000の間くらいを維持して走るとスピードがいい感じに乗るのかも…?
Tracerはその辺排気量とトルクの暴力で誤魔化しが効いたんじゃないかなと。坂多めなのも大きいか?
…もしかして僕は…Tracerのバブみパワーで速く走った気になってた……ってコト!?
ワッ…(落涙)
タイムを突き詰めるのも大事だけど何より考えながらあれこれ試すのが楽しかったのでそのうち再走します。たぶん。
世間がまーた騒がしくなってきたんで落ち着いたらまた走りに行きてぇなあ…
パワー
hurricaneくん盆栽日記Vol.9
ウマチケットの誘惑を断ち切ったかと思えば人権サポカで完凸し切れなかったので初投降です。お前はいつもそうだ。
今回はサーキット遊び…をする前に足回り諸々を交換してもらったんでそのお話です。
かんたんにレビューも添えてるんで参考にしてもいいししなくてもいいよ!
10月某日
hurricaneくんのタイヤライフがそろそろ尽きそう&カチカチになってて白線の上でツルツル滑ったりするようになってきた、これはいけない(とくせい:ききかいひ)
こ ん な タ イ ヤ でサーキット遊びなんか出来るか!俺はタイヤを新調させてもらうぜ!!
…しかしながらハイグリに興味はあるもののもうすぐ冬がはじまる(マッキー)し…そもそもハイグリなんて履いたところで今の乗り方じゃ性能を十二分に発揮できるかわからんし…
ってことで
DUNLOP ARROWMAX GT601にしました(御満悦)
製造日もだいぶ近くてウレシイ…ウレシイ…
(21年31.33週製造=だいたい21年8月に製造…のはず、違ってたらゆるして)
こいつはツーリング寄りのバイアスタイヤでタイヤサイズは選り取りみどり、ライフも長いわりにウエット性能・グリップ性能もそこそこと比較的オーソドックスなやつ。なんかパターンもかっこいい(こなみ)
納車されてから今まで履いてたピレリのスポーツデーモンと似たような感じって口コミもあったしこれなら違和感なく乗れるやろガハハ!TracerのタイヤもDUNLOPだし…
皮剥きでも不安定な感じや恐怖感はなく、がっつきさえしなければ全然滑りそうにないんでやさしいけど、やさしい。
それじゃあ早速皮剥き+約1000km走行のレヴュー、開幕です。(わかりキリン)
レヴュースタァライトをすこれ
長々と思ってることを書くんでざっくりした感想が観たい人はすっ飛ばして下さい。
かんたんインプレ
・直進安定性
問題ない。ふらふらする感じもなくそこまで疲れない。
・コーナー、カーブの応答性
正直すごく素直でいい。こういうのでいいんだよこういうので。
そこまで構えたり意識したりしなくともスーッとバンク出来るし戻すのもスーッと戻る。
なんというかこう、「(まだバンクしても)まあ大丈夫だよ」「このくらいか?このくらいがええんか??」って問いかけてくる感じですごく扱いやすい。なんかオタク君に優しいギャルみたい
バンクさせてもそこそこ接地感とグリップ感があるんで急な軌道修正でも多少はどうにかなりそうな感じでよき。
「オラッ!!これから曲がるぞ!倒れろ!!起きろ!!!」みたいなエッジやメリハリの効いた感じではないけどもツーリングでサササっと流すくらいの乗り方なら楽しく乗れると思う。実際たのしい。
・乗り心地
皮剥きが終わるまではちょっと跳ねる感じがして「ちょっと硬い?」とか思ってたけどそのうちわからなくなった(あたまのわるいひと)
コーナーの項でも書いたけどコーナーと直線での車体のバンク/戻しはしやすいしめちゃくちゃねっちょり感があるわけでもないんで普通に気持ちいい。
良くも悪くもごくごく「普通」って感じだけど、これがいい。
・お値段
そんなに高くはない。他のツーリングモデルよりちょっぴり高いくらいかも
・ウエット/冷えた路面性能
んにゃぴ…(濡れた路面に遭遇してない為データなし)
口コミだとちゃんとそんな状況下でもグリップしてくれるらしいんでそんなシチュエーションがに遭遇しても大丈夫そう
つまりざっくりまとめると
気兼ねなく普通に乗りやすいタイヤ。
でもしっかりグリップするしヒラヒラ舞うから楽しい。
そんなこんなでタイヤを新調して大興奮なのだった。早くサーキットで走ってみてぇなぁ…
あ、ついでにチェーンと前後スプロケもそこそこ消耗してたんで交換してもらいました。
チェーンはDIDのシルバーメッキのやつ、スプロケはお馴染み歯磨き粉屋さんことSUNSTAR製。
リアのスプロケがアルミ(ジュラルミン)に変わって軽くなったっぽいけど違いはよくわかんなかったけどよくわかんなかった(遠い目)
あとはパパパっとレタリングやって、終わりっ!
旧い車体にレタリングが似合うのはなんでやろなあ…(ウットリ)
おまけ
今回交換してもらったパーツ/タイヤリスト
チェーン&スプロケット
SUNSTAR フロントスプロケット
(品番:234-17) 428サイズ 丁数17
(品番:RH-101-52) 428サイズ 丁数52
DID VXシリーズチェーン 428VX シルバー
【備考:純正リンク数は136のためカットしてもらった】
(品番:428VX_S&S-140)
タイヤ
DUNLOP ARROWMAX GT601F【100/80-17 52H】
(品番:307335)
DUNLOP ARROWMAX GT601【140/70-17 66H】
(品番:307359)
メイクデビュー中山サーキットのお話
賭けなければ負けない事に気付いたので初投稿です。
今回は行こう行こうと思ってたけど結局行けてなかった中山サーキットで駆けてきたときのお話を書きたいと思います。
緊急だったりマンボウだったりでなーんも出来ない状況が続く中、身近にいるお兄様方の間ではサーキット遊びがちまちま流行ってて「楽しそうだなぁ」と思いつつ重い腰をなかなか上げられずにいるのだった。いや、ね。モノを動かすときって一番エネルギー使うじゃない?アレよアレ(ゲート難×)
んで、なんで腰が重かったのか。単刀直入に書くと漠然とした敷居の高さ。
岡山でバイクのオンロード走行ができるサーキットは岡山国際サーキットと今回書く中山サーキットの二か所がある。(他にもあるかもだけど)
国際サーキットは言わずもがな有名所であり名前くらいは聞いたことがあるんじゃなかろうか。走行会とか草レースとかちょくちょく開催しているものの....こうド素人目線だとなんか尻込みしてしまうのと、車体検査がしっかりしている反面ボックスベースを取り付けているTracerとガソリン/オイルキャッチタンクを付けなくてはならないhurricaneの二台では検査に引っ掛かる可能性が濃厚。
一方中山サーキットの方はこう、ネットの海を漁っても「検査が云々」「バイク走行の可否」「ライセンスの関係」等の基本的な情報がさっっっぱり出てこないもんでよくわかんなかったけどよくわかんなかったのだった。
そこへサーキットつよつよ赤ちゃんお兄様先生がなんか当日凸でフリー走行できるっぽいという情報を持ってきてくれたので便乗して行ってみよう、ってなわけでやーーーーーーっとサーキット走行に行く気力が復活した。本当にありがとう。
以前に買ってから何回か着たり走ったりしたものの、ハンガーに掛けっぱなしになっちゃってたSOSツナギくんをいよいよマトモに使う日が来ようとは。いや何年ぶりだよマジで。もうあれから二度目の秋だぞ。
幸いにも体形の変化も大したことなかった(大本営発表)ので普通に着られたしあとは準備して行ってみるだけ!
公式サイトはここ↑。場所、連絡方法はここを見ていただきたい。
遊びに....来ました.....
予約とかはしておらず当日朝開業すぐの電凸だったものの快く受け入れてくれた。
写真のゲートをそのまま道なりに進み、奥のほうに見えるトンネルを抜けたら事務所があるんでそこで申し込み・書類記入と会計を済ませる。
ちなみにライセンス無のフリー走行で一時間/¥7000でした。
車体検査は特に無かったが、一応ライトとミラーに養生テープを貼っておいた
この日は自分以外誰もおらず、事実上の貸し切り状態でのびのびと走行できた。
サーキットのレイアウトはこう。
どうやらアップダウンの激しいコースで、かつ直線とコーナーのメリハリも効いてて非常に面白そう。路面が少し荒れ気味とか安全に走行できる峠道とか上級者向けコースとか書かれてたけど大丈夫だろうか....?
イクゾー!(デッデッデデデデン!)
実走
早速走行してみる。とりあえず走ってみればなんかわかるでしょ(思考放棄)
スタートの登り坂のあと180°コーナー、そこからゆるーいRのシケイン&下り。
ここ下りきったらそこそこ急カーブでこわいこわかった(後輪滑り二敗)
急カーブの後はまた登り坂、写真ではわかりにくいけどそこそこの勾配。
坂を上って高速コーナーを抜けたら今度は急コーナー二連続。こここわい。
そっから緩めのシケイン。シケインそのものは緩いけど侵入速度と路面も相まってここが一番怖い(ビビりブレーキ滑り二敗)
シケインのあと高速コーナーを抜けてまたまた下り坂。
下り坂からのほぼほぼ180°コーナー、ここもこわい
キンモチコーナーを抜けたらブン回してくれと言わんばかりのホーム登り坂ストレート。
中山の直線は短いぞ。
こわい pic.twitter.com/bxoe0Zwdzt
— こげまん。 (@unchiunknown) 2021年10月9日
いやこわいでこんなん。
sessionⅠ
めっちゃこわかった。おなかいたいたいなった。
見ろよこの無様な走行ラインをよぉ!!
休憩がてらGPSで取得したデータと走行動画を見てたら色々と判ってきた。
トップスピードグラフ、アクセラレーショングラフ(=加減速のメリハリ)はなんかこうパッとしないしコーナーへのアプローチもワンテンポ遅いからかすごい大回りしてコーナーを走ってしまっているっぽい。挙句にコーナー侵入までのブレーキングの思い切りも無いし体は緊張でガッチガチになり柔軟な荷重移動も出来ておらず所謂「何をやってもダメ。」状態。
とっっっっても悔しいのでもうちょい休憩したら二回目のsessionに臨もうと思う。
しかしながら、今回はあくまでも「サーキットの感覚」を感じるためのものなので散らない程度に頑張ってみよう。何事も引き際は肝心だよね。
ゲートイン完了(二度目)
sessionⅡ
今日のベストラップ pic.twitter.com/pLyaJfEGTg
— こげまん。 (@unchiunknown) 2021年10月9日
なまらこわかった。むねとおなかがキュッってなった。でもたのしいね。
なんか5秒くらい縮まった
まず操作のクセとして「リアブレーキの使い過ぎ」「シフトをチャカチャカ上げすぎ」「ブレーキ、アクセルのメリハリが無さすぎ」の三点があることに着目、これを改善すべくなんかこういろいろやってみた。(突如として下がる知能指数)
フロントブレーキを使う割合を増やし、コーナーインまでに十分な減速をしつつフロントサスを沈み込ませて荷重をフロントに寄せる。そうすることでコーナーへのアプローチをしやすく、また姿勢・アクセル開度の調整難易度が目覚ましく改善されたのは大きいと思われる。
その影響かコース取りに幾分か余裕が出来、sessionⅠと比較して「アウト・イン・アウト」の流れが出来つつあるのも大きい。
そしてなるべく変速の回数を抑え、ギア変更時における操作の手間を減らしつつエンジンブレーキで調整するよう意識してみたがこちらも良好。
Ⅰでは「シフトダウン→急激に掛かる後輪トラクションで滑る」事象が散見された為その対処としてはまぁ妥当かと。簡単に言うなら減速時のクラッチコントロールと変速の管理・判断が下手っぴだったんだよね。
それから場馴れしてきたことで体の緊張もいくらか緩み、バンク角を多少深くしたりシケインでリズミカルに荷重移動出来るようになった。普段はたぶんこのくらいなんだけどやっぱり怖いからね、仕方ないね。
フロントタイヤ
タイヤの使用範囲も概ね通常のツーリング時と変化はなし。
ロードスマートⅣくん、あのくらい走っても結構グリップしてくれるのすげぇな....しかもそんなに毛羽立ってないし。
もっと速度域が上がれば変わってくるのかもしれないけど、現状の能力だとこんなもんかと。しかし無茶はよくないのでほどほどに走ろうね。
なんやかんや目的通り「サーキットの感覚」をなんとなく感じて楽しめたのでヨシ!終わり!撤収!
以上、簡単にメイクデビュー中山サーキットのお話でした。
次はタイヤ交換の終わったhurricaneくんを慣らし終わったら行きてぇなぁ...
A-FORCE RS FLASHくんのインプレ
うまぴょいしようと思ったらなぜかトリガミが量産されたので初投降です。ゆるして。
前回はヘルメット買い替えの言い訳こじつけ指標だとか思ってることをぐだぐだ書いて長くなっちゃったんで分割してレビューを書きたいと思う。非力な私を許してくれ...
じゃあ早速
・装着感/内装
緩くもキツくもなくちょうどいい感じ。着脱もしんどくないしそれでいてホールド感もそこそこある。
内装はレッド×ブラックで中々オサレ。ここすきポイント
実はx-roadの内装とほぼほぼ同じ設計っぽい(内装流用可能)んだけどカラーリングで雰囲気変わるもんなんだなぁ...
触感はさらさらしてて空気をよく通しそうな感じ。
大きめの縫い目がある生地でスポンジが包まれててふわふわだぁ....
耳元インカム設置の逃がしスペースも十分で取り付けしやすいよう起毛ベースがあるんで配慮も◯。
チークパッドに擦れ防止のパンチング生地が添えてあるのも個人的にはすこ(↑写真)
・ルックス
表面がぬるぬるテカテカでどすけべえっちばい。
アルマイトブルーが差し色らしいけどディープブルーみたいな深みがあってすこ
・インナーバイザー/シールド
様々な購入サイトで「歪みあるな♂」と書かれているインナーバイザー。この個体は歪みらしい歪みは見受けられなかった。歪みねぇな♂。
調光具合はこんな感じで外から見たらミラー調の仕上げ表面になってる。
ど~れシールド弄ってあそんでみようわ~いわ~い!(無邪気)
パカッ.......ㇲッ.....スッ.....パカ.......
うん、Winsらしい軽い操作感。良く言えば軽快で悪く言えばちょっとチープさを感じる...かな?
........。
パカッ.......ㇲッ.....スッ.....パカ.......
パカッ.......パカ.......
..........。
うん。
うん?
ああ、歪みとやらの正体がわかっちゃった。なーんだ簡単じゃん!
恐らく「歪み」と思われている事象として、なーんかスクリーンに足元の白線なんかがチラチラ見えてしまうんだけど
たぶんこういう感じだと思うんだ。
足元の景色→インナー外側のミラーで反射→シールド内面の光沢で反射→視界に映る
確かにこれなら歪んでいると錯覚するのもまぁ頷けてしまう。
それに個々のシールドオンリーで使用してる時はこれらの反射は確認出来ないのでそうなんだと思う。メイビー。
それか本当に歪んでるのかもしれないけれどさすがに検品で弾かれるだろうしたぶん違うん....じゃないかなぁ.....
・重量
小数点以下1桁までの体重計で測定したんで目安程度ですがどうぞ。
GtAir+SENA20sベース=1.7kg
A-force+SENA20sベース=1.5kg(素は1.4kg)
200gの差がどんなもんか短距離走だとんにゃぴ....んまぁそう、よくわからなかったです.....
でもまぁ軽いのは軽いんで振り向いたりしやすいとは思う。
・空力
高速合流時の振り向きも風に流される感じは無かったんでまぁ優秀かと。形状はGtAirとだいたい似通ってるしまぁそこはある程度似るのかな?
・風切音
ええーやだなぁヘルメットなんてどれも空気抵抗孕んでるしどのみち風切音するじゃないですかそんなこと気にしてたらバイク乗れないじゃないですかやだー!
と、思っていた時期が僕にもありました。
こればっかりは個人的に気になってたんで、使用年数がおおよそグレー寄りのアウトだとは思うけど先代のGtAirくんと比較してみよう。ついでに高速道路も走ってきたんでそれも書いておこう
・GtAirくん
下道速度域「ファァァァァァァァァ.......(小)」
高速道路速度域「サァァァァァァァァ.....(並)」
各部の作りがしっかりしているし首回りもしっかり合皮でシーリングされてるんで静粛性はチョベリグ。みんなこっちを買おうね。
・A-forceくん
下道速度域「ファァァァァァァァァ......(小)」
うん、ここまではそんなに変わらないかな。なーんだ全然静かじゃん騙されn
高速道路速度域「チリチリチリチリチリチリチリチリ」
う る せ ぇ !
いかがだったでしょうk すまんかった。
えっなに?なにこの不快な音は。ほぼ同じ走行風の受け具合・速度域・シールド開閉の条件で走ってるのになんで?どうして?
でもそんなんじゃ憧れ(かっちょいいヘルメットを被って走ること)は止められねぇんだ!
~原因調査~
レスキュー開始!
とりあえず内装、主に影響のデカいであろうチークパッドまわりをメインに見てみよう。
まずもってGtAirのチークパッドは肉が厚く、それでいてヘルメット底面は先述のとおり合皮でちゃーんとシーリングされている。
一方A-forceくんはパッドの肉が薄めで底面は半分程度合皮で覆われてる程度。パッド生地のキメ細かさもGtAirのが細かい。首後ろ側のシーリングは無さそう。
これで何が違うの?って話でおおよそ推測にはなるんだけど、チークパッドが薄く「空気を通しやすい」仕上がりになってるってことは「風の流れを誘導してしまう」のかなぁと。
つまりこんな感じで巻き込み風の影響をヘルメット内にだいぶ取り込んでんじゃないか?と。
なんかこう…耳の横あたりで風が突き抜けてくような感じの音がしてたからもしかすると....?
んじゃあ塞いで風を取り込みにくくすりゃあいいわけだ(ひらめき☆ランディング)
これを
こうして
こうじゃ!(ブスリ♂)
なんかこういかにも「なにか突っ込んでください」と言わんばかりの割れ目があるんで、チークパッドの底面よりちょい大きめにカットした厚手のフェルト生地をインサートする。(※インサートは各々方の自己責任でお願いします。)
ありがとうセリア。(一枚100円+税)
おそらく製造するにあたってスポンジを詰めるのに必要な穴だと思うんで弄っても大丈夫だとは思う。たぶん....
割れ目内部はちょうどスポンジの境目になってるんでフェルトを突っ込むのにとても都合が良い。そこを這わせつつ壊さないように突っ込んでみよう。
最初は硬質素材でキッチリシーリングするのも考えたけれど、フェルトなら濡れても解けず転倒など万が一の場合でも凶器には成り得ないので安心かと。しなるし柔らかいし加工も安易だし
インサート後
高速道路速度域「サァァァァァァァァ.......(並~並強)チリッ」
程度に落ち着いたんでとりあえずストレスは減らせたと思う。
Gtairを基準に表現するとちょっとだけ風切音(特に内通風音)が大きいかな?といった感じだけどこの程度なら普通に使える。
あとはチークパッドの肉盛りをして気密性を上げる等すればよりマシになるだろうけど、そうすると圧迫感が増すし好みに合わせてカスタマイズするのが良いかもしれない。
・その他
インカム取り付け...ベースプレート挟み込み、差し込みはそこまで難しくはない。ただし、インナーバイザースライド機構がインカム基部と干渉する場合があるので帳尻を合わせながら取り付けること。
純正オプション...純正オプションに数えていいかなんとも言えないが添付ハガキをwins本社に送ると「FOGWIN」なる「ピンロック」みたいなシートが無料でもらえる。だいたい返送まで1~2週間くらい掛かる見込みなんで郵送したら気長に待ってみよう。
さて、ひとまずは以上で終了です。
おいおい長時間使用時の疲労度合いの検証とかいろいろやってみたいなって.....
長文駄文でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。.
ヘルメットくん買い替えのお話
うまぴょいしたりなんだかんだして気が付いたら今年も残り半分を切ったので初投稿です。
して
あらすじ
ぼちぼちヘルメットを更新してから3年くらいになり、ぼんやりとしか考えていなかった次のヘルメット候補を決めなきゃならなくなった。
🍆も無事に入ってきたことだし予算は概ね問題ないとして....
付け心地やユーザーインプレ、用途やら質感等の調査がなーんも出来てねぇんでまずはそっから考えてみよう
てなわけで用途の洗い出しやそれに係る判断材料の自分なりの考えをつらつら書いていこうと思う。参考にしてもしなくてもいいや。
用途
・インナーバイザーヘルメットで汎用性があるもの
これこれ、これがまず第一前提に来てしまった。
例えば夕方や夜間においてスモーク/ミラータイプ、昼間や逆光などのケースにおいてクリアタイプのシールドの視認性がしょうじきしんどい。なんてことが多々あると思う。
しかし両方のシールドを常日頃から持ち歩くのは面倒だし、そうした場合シールドが傷ついたり交換の手間が掛かったりとなかなか現実的ではないと思う。かさばるし神経使うし。
最近では調光シールドといった日光や明るさに反応し徐々にシールドそのものが
クリア←→スモークに切り替わるスグレモノもあるらしい...のだが....
これ幸いにも人柱様がいらっしゃったので調光シールドはあえなく不採用となった。無念。
一方インナーバイザータイプはというと各シチュエーションにおいて適宜スライド切り替えが可能であり取り回しに優れる。先述した昼間/夜間の切り替えがワンタッチでできてしまうのは非常にありがたい。
.....が、良いことばかりというわけにもいかない。
というのもスライド機構・実質的なバイザー二枚乗せにより重量が嵩み気味になる。だいたい通常型と比較して2~3割増といったところか。
「ヘルメットの重量? .1g台の差なんて誤差みたいなもんじゃん」
と思う読者諸兄も多いことと思う。僕もそう思います。
長距離移動時や首回りに疾患のある方に対して純粋な重量増というのは懸念材料足りえるはずで。微増した重量がどのくらい影響を与えるのかとか詳しくはわからんけども...
というわけで、だ。
・比較的軽量なもの
試金石的な意味合いも込めて重量の軽そうなものを選定したいと思う。
そりゃまぁ以前はGtAir被ってたし安全牌を取るならGtAir2あたりにするのが無難かなぁとは思う。思うよ。確かにあれはいいものだ。
でもそれじゃあさ、
なんかこう.....面白くないじゃない?(逆張りのコツ〇)
先も述べた通り、軽いことが走行時の疲労云々に対してどの程度アドバンテージを獲得できるのか興味があるので自分の体で実験してみたいと思う。
男は度胸、なんでも試してみるものさ。
・装着感と耳回りのスペース
これもなんやかんや重要なファクターだと認識している。
あまり圧迫感を感じすぎても、緩すぎてもしっくりこない。グローブや靴と同じでヘルメットもその辺は気にしてしまう。やっぱり体の相性(健全)って大事だよね。
耳回りのスペースはインカム搭載時スピーカー設置後の耳の仕舞い具合に大きく影響してくる。窮屈すぎると耳が常に圧迫されてギョーザ耳のまま走るハメになってしまう可能性がある。これなんて拷問?
・見た目・デザイン
心のTNPに耳を傾け、正直に選びましょう。
TNPの差す方向はあなたを裏切りません。決して。
んまぁ要はとにかく好みのがあればそれにしようそうしよう(今までの前置きは何だったのか)
以上4項目において量販店で物色・試着、ネットで調べたりした結果いくつかの候補に絞ることができた。
△LS2 CHALLENGER F
スペインに本社を置くLS2ブランドのヘルメット。「どこのドイツだよ」と思うだろう。僕もそう思う。スペインだけど。
調べたら大元のメーカーであるMHRの中のブランドがLS2だそうな。HND△とアキュラみたいなもんかな?(無垢)
んでMHRはMFJ公認ヘルメットを製造、2012年にMOTO2クラスライダーに採用されていた実績があるらしいとかなんとか。
とまぁ能書きはこの辺りで、単刀直入でパス。
聞き覚えのないメーカーだし被ったこともない。レビューでは「見立てよりワンサイズ上のを買うといいよ(要約)」とも書いてあった。
残念ながら量販店にチャレンジャーは置いて無かったものの、同社のシステムヘルメット「VALIANT」を試着した感じでは確かに見立てていたLサイズではキツイ。それでいて耳も擦れるような感じで個人的に肌に合わなかった。
そこまで帽体周辺の設計が乖離しているとは考えにくいのもありなんやかんやで見送ることにしたのだった。無念。
広めのシールドに至れり尽くせりの純オプション付き(ピンロック同梱etc)と装備そのものは充実したラインナップ、かつお値段もそこそこで軽量素材採用で軽量化もされていたり無骨なデザインで正直好みだったりと心動かされる要素は多分にあったのだが....
被り心地には.....勝てなかったよ.....(結局は体の相性)
さっきも触れてたと思うけどGtAir2。以前は無印を被ってたんで後継版ってことになるか。
でもなんやかんや被り心地(微々たる差ですごく悩んだけど)と軽さへの好奇心が選択肢から遠のかせてしまった。
こちらはOGKのカムイ最新モデル。そこそこのお値段と機能性、被り心地とコスパは良好そう。かといってチープさはあまり感じさせない。
さて、「風切音」。カムイシリーズはどうやら旧来から風切音がすごいらしく、色んな購入サイトのレビューでちらほら見かけるくらいには書かれてる。
「バイクに乗ってりゃ嫌でも風切音なんて聞こえてくるんじゃねぇの?」と思うけど恐らく風の聞こえ方なんだろうなぁと思う。知らんけど。(選んでた時点だとわりと軽視してたが後に身をもって体感するハメになったけれども)
これはこれでベーシック・シンプルで良さそうだと思いながらもビンビンに反応するヘルメットが目の前にあるのがいけなかった。
カーボン製のボディにカーボン繊維パターンが丸見えの外装。添える程度のカラーアクセント。この装備で1.4kg。ふーんえっちじゃん。
Winsのヘルメットは直近まで「x-road」を使ってたんで勝手知ったるところもあるし被り心地もドンピシャだったんでよしこれで決まりっハイよろしくぅ!(即購入)(雑導入)
なんかこいつも風切音すげぇってレビュー多いけど風切音なんてのは(以下略
次回「耳之内死す」デュエルスタンバイ!
hurricaneくん盆栽日記Vol.8
黄砂と花粉で眼と鼻と眼がないなったので初投降です。
あらすじ
前回はとりあえずエキパイ装着に成功したもののネジ径からの規定トルク算出を間違えるという脳筋ゴリラプレイをやらかしてしまったんでやり直そう、って感じでぇ…
……
ッスゥー……
まぁまだボルトが折れたりしてないだけ救いはあるんで色々やってみよう。
なんでもとりあえず物は試し、そういうことよ(ぺ)
スタッドボルト交換
そんなこんなでスタッドボルトくんが限界を迎える前に交換しておこう。
スタッドボルトってのは早い話が頭の無いボルトで、ネジ部でエンジンとエキパイを締結するための部品。
んでこれが規定トルク以上で無理やり締めようものなら曲がったり歪んだり酷いと折れたり、一見大丈夫でも走行中の振動と熱膨張で「パキッ」と逝ったりするんで安全マージンを取って変えておこう。
そういえば金属って高温←→常温みたいな環境で噛み合わせてると抱きついたり焼き付いたりして外しにくいらしいんですよ。
30年モノ、よく回り熱くなりやすいエンジン、何も起きないはずもなさそう…なさそうじゃない?(戦慄)
そこでこれ、これを使う。
最 終 兵 器 ラ ス ペ ネ
こいつは所謂潤滑浸透材で、錆び付いたり抱きついたネジを緩めやすくしてくれるスグレモノ。
色々調べたらよく見かけるCRC(クレ)5-56と比較して圧倒的に浸透しやすいとかなんとか
あ、潤滑とは書いてあるけどこの手のはゴムパッキンを傷めたりするんでシールチェーンなんかに使うのは御法度。ダメ、ゼッタイ。
あくまでネジを回すための一時的なものと捉えよう
次にこれとこれ
スタッドボルトリムーバーとセッター
その名の通り外すやつと付けるやつ。
ダブルナット法でどうにか付け外しは出来ないこともないけど手間と時間は掛かるしネジ山は潰れるしで良いことがあまりない。
それだったらこうした専用治具を用いて楽チン作業に興じた方が精神的にもネジにも良いと思うのね、緊急時はやむ無しだけど。
とまぁこんな感じで使えるものは使ってみよう
俺は安全に楽に交換したいんだ。
ボルトは殆ど怪しい状態だが、とりあえず俺はそこそこのボルト8本抜いて下山するぜ(サイコロステーキ先輩)
ホンダ純正部品
スタッドボルト(6×22 92900060220E)×8
ナット(9405006000)×8
HND△の純正部品くんを発注。モノタロウで入手できる
CBR250R(MC19)とホーネット250で該当部品をいろいろ検索した結果合致したので使えるだろうと踏んで発注。
プラグキャップといいボルトといい案外共用部品があってとても助かる
今回使ったもの
・T字レンチ、ラチェットレンチ
・ソケット類工具
・エクステンションバー
・トルクレンチ(11.8N-m対応品)
・スタッドボルトリムーバー
・スタッドボルトセッター
・ラスペネ業務用
・カッパーグリス
・液体ガスケット
・ガムテープ、適当な布
以下、作業手順
1.下準備
2.スタッドボルト外し
3.スタッドボルト取り付け
4.エキパイ装着
1.下準備
先ずはマフラーを前回同様に外す。
スタッドボルトのナット、右側タンデムステップ-マフラー間固定ボルトを緩める
外す前にマフラーが傷つかないよう養生したりエキパイが自然落下した時の保険でエキパイ下にウエスか雑巾を敷いておくと吉。
この時にエキパイのフランジを外すのだけれど、やはり規定トルクをオーバーして締めた影響だろうか?ボルトが歪んでいてどうにもフランジが外しにくい。
前回外す時はちょっとコツが要るかな程度だったが今回は明らかに渋い
ボルトに油を塗ってフランジを外しどうにかなったけどやっぱり規定トルクって大事だね、ちい覚えた(愚者は経験に学ぶ)
エキパイを外したらエンジン排気穴を養生してからスタッドボルト取り付け部にラスペネを複数回しゅばしゅば吹き付けて一晩寝かせる。
これですんなり外れてくれるといいが…さてどうなるか…
2.スタッドボルト外し
日を跨いでラスペネが浸透してると思うんでスタッドボルトを外そう。
ラチェットとエクステンションバー、スタッドボルトリムーバーを組み合わせて緩めるが、抱きついてる可能性を考慮して力みすぎない程度に緩めていく。
リムーバーはリムーバーを左へ回しながらボルトへ噛みこませていくと内部ローラーが動いてだいしゅきホールドで共回ししてくれるスグレモノ。
ちょっとの力でぐいぐい回せるしリムーバー内部のテンションが解除されればローラーが緩み直ぐにボルトと着脱できる。
しかし急に思っくそ力を入れて回そうとするとこのパターンって折れそう…折れそうじゃない?
まぁラスペネと専用治具の助けもあってなんてことはなかったんですけども(圧倒的頭脳プレー)
リムーバーとセッターはボルトに噛み合ってるネジ面積が広い分安定して回せるんだろうなぁ
抜けたボルトがこれ。
仮に30年経っていると考えてもちょっと綺麗めなんでもしかしたら一回変えてるかもしれない
もともとマフラーそのものも綺麗めだったし純正品を前オーナーが取り替えた可能性もある。
締結トルクオーバーのツケで微妙に曲がってるしそらフランジ外れないのもそうよ
いやぁやっぱ治具とトルク管理って大事だね…
3.スタッドボルト取り付け
取り付け前にエンジンのスタッドボルト雌穴をパーツクリーナーとクリーナーに浸した綿棒で綺麗にしておく
これをしておかないと残った潤滑浸透材でスタッドボルトが回っちゃうかもしれないから念入りにやっておこう。
綺麗にしたら新品ボルトをセッターとレンチを使ってある程度ねじ込み、そこからトルクレンチを用いて規定トルクで締める。(11.8N-m)
セッターはリムーバー同様ボルトに噛ませて共回しするけど、こっちは右に回す。リムーバーは前述のとおりカラクリチックだけどこっちはネジが切ってあるだけの単純設計でひじょーにわかりやすい。
その代わり良くも悪くも緩めないと外せないけれど。
その構造上セッターをいちいち外すのはちょっと面倒なんで、レンチである程度(ハンドルが重くなるくらい)まで締めたらレンチとトルクレンチを差し替えてそのまま規定トルクまで締めこむと楽ちん。
個人的に緩まないか心配だったんで、エンジンにねじ込む部分にうすーーーくネジロック材を付けておこう。
それと逆にエキパイ側はカッパーグリスを塗って一応ナットが固着しないようにしておく
今のところはマフラー変える気は無いけど念のためね?
4.エキパイ装着
ここも念のためエキパイ接続部にうすーく液体ガスケットを塗っておく
金属ガスケットはまぁ交換しなくても大丈夫だろう、変えたばっかだし。
フランジを嵌めてからナットを均等に締め込む。
やっぱり新品のボルトだとフランジがすんなり嵌まったんで歪んじゃってたんだなぁ…
ここもラチェットレンチである程度まで締めてからトルクレンチで規定トルク締め(11.8N-m)
かるーく試走してみたけれど排気漏れはなさそうだしボルトナットも緩んでいるようにない。まぁ大丈夫でしょ(安堵)
これで今度こそ工事完了です…
締め付けトルク管理には気を付けよう!