メイクデビュー中山サーキットのお話
賭けなければ負けない事に気付いたので初投稿です。
今回は行こう行こうと思ってたけど結局行けてなかった中山サーキットで駆けてきたときのお話を書きたいと思います。
緊急だったりマンボウだったりでなーんも出来ない状況が続く中、身近にいるお兄様方の間ではサーキット遊びがちまちま流行ってて「楽しそうだなぁ」と思いつつ重い腰をなかなか上げられずにいるのだった。いや、ね。モノを動かすときって一番エネルギー使うじゃない?アレよアレ(ゲート難×)
んで、なんで腰が重かったのか。単刀直入に書くと漠然とした敷居の高さ。
岡山でバイクのオンロード走行ができるサーキットは岡山国際サーキットと今回書く中山サーキットの二か所がある。(他にもあるかもだけど)
国際サーキットは言わずもがな有名所であり名前くらいは聞いたことがあるんじゃなかろうか。走行会とか草レースとかちょくちょく開催しているものの....こうド素人目線だとなんか尻込みしてしまうのと、車体検査がしっかりしている反面ボックスベースを取り付けているTracerとガソリン/オイルキャッチタンクを付けなくてはならないhurricaneの二台では検査に引っ掛かる可能性が濃厚。
一方中山サーキットの方はこう、ネットの海を漁っても「検査が云々」「バイク走行の可否」「ライセンスの関係」等の基本的な情報がさっっっぱり出てこないもんでよくわかんなかったけどよくわかんなかったのだった。
そこへサーキットつよつよ赤ちゃんお兄様先生がなんか当日凸でフリー走行できるっぽいという情報を持ってきてくれたので便乗して行ってみよう、ってなわけでやーーーーーーっとサーキット走行に行く気力が復活した。本当にありがとう。
以前に買ってから何回か着たり走ったりしたものの、ハンガーに掛けっぱなしになっちゃってたSOSツナギくんをいよいよマトモに使う日が来ようとは。いや何年ぶりだよマジで。もうあれから二度目の秋だぞ。
幸いにも体形の変化も大したことなかった(大本営発表)ので普通に着られたしあとは準備して行ってみるだけ!
公式サイトはここ↑。場所、連絡方法はここを見ていただきたい。
遊びに....来ました.....
予約とかはしておらず当日朝開業すぐの電凸だったものの快く受け入れてくれた。
写真のゲートをそのまま道なりに進み、奥のほうに見えるトンネルを抜けたら事務所があるんでそこで申し込み・書類記入と会計を済ませる。
ちなみにライセンス無のフリー走行で一時間/¥7000でした。
車体検査は特に無かったが、一応ライトとミラーに養生テープを貼っておいた
この日は自分以外誰もおらず、事実上の貸し切り状態でのびのびと走行できた。
サーキットのレイアウトはこう。
どうやらアップダウンの激しいコースで、かつ直線とコーナーのメリハリも効いてて非常に面白そう。路面が少し荒れ気味とか安全に走行できる峠道とか上級者向けコースとか書かれてたけど大丈夫だろうか....?
イクゾー!(デッデッデデデデン!)
実走
早速走行してみる。とりあえず走ってみればなんかわかるでしょ(思考放棄)
スタートの登り坂のあと180°コーナー、そこからゆるーいRのシケイン&下り。
ここ下りきったらそこそこ急カーブでこわいこわかった(後輪滑り二敗)
急カーブの後はまた登り坂、写真ではわかりにくいけどそこそこの勾配。
坂を上って高速コーナーを抜けたら今度は急コーナー二連続。こここわい。
そっから緩めのシケイン。シケインそのものは緩いけど侵入速度と路面も相まってここが一番怖い(ビビりブレーキ滑り二敗)
シケインのあと高速コーナーを抜けてまたまた下り坂。
下り坂からのほぼほぼ180°コーナー、ここもこわい
キンモチコーナーを抜けたらブン回してくれと言わんばかりのホーム登り坂ストレート。
中山の直線は短いぞ。
こわい pic.twitter.com/bxoe0Zwdzt
— こげまん。 (@unchiunknown) 2021年10月9日
いやこわいでこんなん。
sessionⅠ
めっちゃこわかった。おなかいたいたいなった。
見ろよこの無様な走行ラインをよぉ!!
休憩がてらGPSで取得したデータと走行動画を見てたら色々と判ってきた。
トップスピードグラフ、アクセラレーショングラフ(=加減速のメリハリ)はなんかこうパッとしないしコーナーへのアプローチもワンテンポ遅いからかすごい大回りしてコーナーを走ってしまっているっぽい。挙句にコーナー侵入までのブレーキングの思い切りも無いし体は緊張でガッチガチになり柔軟な荷重移動も出来ておらず所謂「何をやってもダメ。」状態。
とっっっっても悔しいのでもうちょい休憩したら二回目のsessionに臨もうと思う。
しかしながら、今回はあくまでも「サーキットの感覚」を感じるためのものなので散らない程度に頑張ってみよう。何事も引き際は肝心だよね。
ゲートイン完了(二度目)
sessionⅡ
今日のベストラップ pic.twitter.com/pLyaJfEGTg
— こげまん。 (@unchiunknown) 2021年10月9日
なまらこわかった。むねとおなかがキュッってなった。でもたのしいね。
なんか5秒くらい縮まった
まず操作のクセとして「リアブレーキの使い過ぎ」「シフトをチャカチャカ上げすぎ」「ブレーキ、アクセルのメリハリが無さすぎ」の三点があることに着目、これを改善すべくなんかこういろいろやってみた。(突如として下がる知能指数)
フロントブレーキを使う割合を増やし、コーナーインまでに十分な減速をしつつフロントサスを沈み込ませて荷重をフロントに寄せる。そうすることでコーナーへのアプローチをしやすく、また姿勢・アクセル開度の調整難易度が目覚ましく改善されたのは大きいと思われる。
その影響かコース取りに幾分か余裕が出来、sessionⅠと比較して「アウト・イン・アウト」の流れが出来つつあるのも大きい。
そしてなるべく変速の回数を抑え、ギア変更時における操作の手間を減らしつつエンジンブレーキで調整するよう意識してみたがこちらも良好。
Ⅰでは「シフトダウン→急激に掛かる後輪トラクションで滑る」事象が散見された為その対処としてはまぁ妥当かと。簡単に言うなら減速時のクラッチコントロールと変速の管理・判断が下手っぴだったんだよね。
それから場馴れしてきたことで体の緊張もいくらか緩み、バンク角を多少深くしたりシケインでリズミカルに荷重移動出来るようになった。普段はたぶんこのくらいなんだけどやっぱり怖いからね、仕方ないね。
フロントタイヤ
タイヤの使用範囲も概ね通常のツーリング時と変化はなし。
ロードスマートⅣくん、あのくらい走っても結構グリップしてくれるのすげぇな....しかもそんなに毛羽立ってないし。
もっと速度域が上がれば変わってくるのかもしれないけど、現状の能力だとこんなもんかと。しかし無茶はよくないのでほどほどに走ろうね。
なんやかんや目的通り「サーキットの感覚」をなんとなく感じて楽しめたのでヨシ!終わり!撤収!
以上、簡単にメイクデビュー中山サーキットのお話でした。
次はタイヤ交換の終わったhurricaneくんを慣らし終わったら行きてぇなぁ...