hurricaneくん盆栽日記Vol.7
花粉が舞いはじめて鼻と目がしんどくなってきたので初投稿です
今回は前々から気になっていたマフラーのエキパイを手直ししたんでいつものようにメモ書きついでに振り返ってみようと思う。
なんだかんだ7回目の盆栽日記になっててもうダブル☆オドロキですよね(死語)
・現状確認
さて、作業前にエキパイの様子を確認してみよう。
これはエンジンとの結合部。きったね(無礼)
だいぶ錆が出てるしなんか固形物っぽいものがいっぱいついちょる.....
エンジン下部~サイレンサーの配管表面は黒色なんで、恐らくここも黒のはずなんだけど完全に変色しちゃっててうーんこの
というわけでなんだか気に入らないんでお手入れ&塗装に踏み切ってみよう。
・準備
大まかな作業手順はこう
1.ボルト、フランジナット取り外し
2.各部養生
3.エキパイ磨き
4.塗装
5.再装着
んでもって今回使用したもの
・工具諸々
(T字ラチェットレンチ、ソケットレンチがあればGOOD トルクレンチがあればBEST)
・電動ドライバー
・フラップホイール#60&ナイロンホイール#400(研磨用)
・新聞紙
・養生、ガムテープ
・ウエス(またはいらない布きれ)
・(液体ガスケット)
エキゾーストガスケットはお近くのバイク用品店に行けば案外どうにか手に入れられるものなので買うの忘れてても安心!(一敗)
フラップホイール、ナイロンホイールは電動ドライバーに装着するタイプのものをホムセンで買おう。
1.ボルト、フランジナット取り外し
下準備でアンダーカウルを取り外すんだけど何回か触ってるんでここでは割愛
まずはリア右サイドのリアステップ・サイレンサー結合ボルトを緩めておく。
完全に緩めて外さず、ボルトでサイレンサーを落ちないようにしておくとフランジボルトが外しやすく吉。
続いてエンジン側フランジナット。
ナットの固着が進んでてだいぶ苦戦したけどどうにか外せたのでヨシ!
フランジナットを緩める/締める際は左右交互にネジを回すと偏らずに着脱できる。
片側に固執しすぎるとフランジが浮いたりうまくネジが回らなくなったりするんで、面倒かもしれないが左右にちょいちょい分けて回してみよう。
あゝ、ナットを外しきったら自重で急に落ちてくる可能性もあるんで気をつけよう!(またまた一敗)
エキパイを外したらエンジン側にエキゾーストガスケット(以下:EXガスケット)が固着してる場合が多いんでゴミや工具がエンジン内に入り込まないよう慎重に取り外そう。−ドライバーなんかでコジコジするといいかも
と思ったが誤算にもEXガスケットが自然に外れて落ちてきた、しかも4箇所全部(困惑)
.....これもしかしたらもしかしなくても若干排気漏れしてたんじゃねぇのら?(怪訝)
2.各部養生
2~4は以前にやったことのある作業内容なんでこれ見て振り返りつつやってみよう(自分を売る)
エキパイを取り外せたら3・4の作業でキズをつけないようにサイレンサーの鋼板部分をウエスと養生テープで、エキパイ末端にはゴミが配管内に入り込まないようガムテープで厳重に養生する。
3.エキパイ磨き
ピカール等研磨剤を使って地道に磨くのが王道っちゃあ王道なんだけど、今回はあまりにも錆や固形物がデカかったり多かったりでキリがないんでここは大胆不敵にゴリゴリ削ろうと思う(脳筋)
#60で大きいヤツと広範囲の錆、微妙な擦れ跡を研磨
ガツガツ当てちゃったり暴れたりすると却ってキズが増えたりするんで焦らず慎重・確実にちびちび磨いていこう。
#60でざっくり磨けたら#400で表面をならす。こまめにやすり目を細かくするのが一番理想的ではあるが数が多く範囲もでかいしちょっとくらいサボっても.....バレへんか......(ものぐさ)
以前もこんな感じで磨いて表面を凝視しないとわからん程度だったしまぁ大丈夫でしょ
4.塗装
地べたに置いた状態では全方位から満遍なく塗るのが厳しいんで、サイレンサーバッフル穴を利用して物干し竿かなんかに針金で縛りつけて吊る。
これなら綺麗に塗布できるし間違って地面に当たって生乾きの塗装が剥げる、なんて事故も防げるんでオヌヌメ。
塗る前に綺麗なウエスやクリーナー等を用いて十分に脱脂しておくと吉。
というのも油分やゴミが残っていると塗装後に浮いてきたリ剥がれたりするんで欠かさず脱脂まですること。
例によって少しずつ、垂れたりダマにならないように塗り重ねていく。
塗装は冬場より夏場のが気温が高い分塗りやすく、冬場では通常より乾燥するのに時間が掛かるんで運動でもして気長に待ってみよう。
フィットボクシングはいいぞ。(ダイマ)
5.再装着
おおむね乾燥が終わったらエキパイを戻す。
.....の前にEXガスケットをエンジン側エキゾースト結合部に取り付けておこう
EXガスケットはエンジンが前側に若干傾いているのもあって自立・固定できずポロっと落ちてしまう。
今回は排気漏れの保険も兼ねて高粘度高温対応の液体ガスケットをEXガスケットにうすーく塗り粘性を利用して結合部にペタっと貼り付けた。
本来はEXガスケットのみで問題ないらしいんでこの辺はお好みって感じでオナシャス
カッパーグリスで留める方法もあるらしいんでそっちもアリかもね
どうにかマフラー全体を持ち上げエキパイ末端を結合部にハメコミ、リア右サイドのサイレンサー固定ボルトで仮留めする。
ここだけ締めてしまうとフランジナットのハメコミ帳尻が合わなくなったりするんで申し訳程度に留めておこう
フランジナットは緩めた時と同じく各ボルト小分けにして少しずつバランスよく締める。
緩すぎると排気漏れの可能性を孕むし、締めすぎると雄ネジ(スタッドボルト)が破断したりするんで締め付けトルクにも気を配っておこう。
(※フランジナット6mmの締め付け推奨トルク1.2kg-m(11.8N-m)
勿論金属は熱が加わると膨張する性質があるんでマージンを取って多少余裕見た方がいいかも。
エキパイ周りは入り組んでてボルトにアクセスしにくいんで、エクステンションバーでリーチを伸ばせば多少は楽(正直締め付けトルク管理できてたかって言われたら首を縦に振れない)(ガバガバ整備)(後の祭り)(後日要確認事項)(悔い改めよう)(締めるのは締めた)
・試走/塗料焼き入れ
塗装~組付けが終わった(大本営発表)んで試走しつつ塗料の焼き入れを行う。
1時間程度走行すれば排熱で塗料が硬化するって寸法で、焼き入れ前は完全に硬化してないんで擦れたりぶつけたりすると表面がぐちゃぐちゃになるんで要注意。
実験は成功だ!
......後日長時間乗り回してなんの問題も無かったけれど、念のため次乗る時にでも一通り点検しておきましょうね。(自戒)