Hurricaneくん盆栽日記Vol.4
なんやかんやVol.4まで続いていますが初投稿です。
今回はサーモスタットの交換に挑戦。
サーモスタットは水温調整用の部品で内部の弁を水温に応じて開閉して水温調整するんだけど、経年劣化により動きが渋くなると水温の調整が不安定になりいずれはエンジンがオーバークール/オーバーヒート状態に陥る可能性がある。だいたい10年くらい経つか壊れたら交換らしいし念のため変えておこう。
詳しいことはほかのところに書いてると思うんで(投げボルグ)とりあえず今回も作業の過程をメモ代わりに書いていこうと思ふ。
ちなみに今回使用するサーモスタットとOリングはモノタロウで調達しまんた。
サーモスタット:HKT製軽自動車用、品番ZI44S2-82
Oリング:マスオカ製汎用品、品番S-48
サーモスタットはどうやら軽自動車用のがお願いシンデレラフィットするらしくそちらを流用、動作温度範囲(82℃)も問題ないらしいので使ってみよう。
①タンクパージ
タンクの下にサーモスタット周辺ユニットがあるんでパージが必要。
シート下にタンク固定ボルトがあるんでシートも剥がしておこう。タンクから見てリア側の角っこに一対+ネジがあるんでここを外す。
フロントは嵌っているだけなのでネジを外せば容易に取り外せるし難易度はそこまで高くないかと思われる
シートを外したらシート下×1、サイドカウル連結部×2、ハンドル付近×2の計5ヶ所のタンク固定ボルトを外していく。
シート下のタンク固定ボルト。
少し深め&スパナを回すスペースも無いんでエクステンションの付いたラチェットレンチがあると取り外し易くおすすめ(一敗)
サイドカウル連結部。
サイドカウルとタンクをタンク側の雌ネジにボルト突っ込んで固定してるんで取り外し時は簡単だが取り付け時に穴の位置が多少ズレた場合、サイドカウル側の穴がぐりぐり広がるか破損の原因になるかもしれないんである程度ズレないよう取り付けしておきたいところ。
ハンドル側。
長いネジが二本。
ボルト周辺のクリアランスがだいぶ厳しいんで小型のラチェットレンチかエクステンションT型ラチェットレンチがあると便利かも。
タンクはこのネジ穴に「カポッ」と嵌め込んで固定してある上、ライトカウルと締結されているフレーム(写真に写ってる黒いポールみたいなの)があるんで付け外しに少々難儀するかもしれない....
各ボルトを外したらいよいよタンクの取り外しが可能になるが、ここで予め燃料コックを「OFF」にしておくこと。「OFF」以外だと燃料がジョボジョボタンクから出てきて大惨事になるんでしっかり閉めておこう。
そんでもって上述のハンドル側嵌め込み部もそうだが左右のサイドカウルが曲者で、燃料コックのツマミをを軽く嵌め込んで取り付けされている為力づくでやろうもんなら恐らく割れたり破損、塗装キズ等考えられるんでまぁ恐ろしい。
…そんなこんなで何回か挑戦してみた結果、
①タンクのハンドル側を少し上げて嵌め込み部から抜く
②若干タンクを浮かせながらリア側へ優しく引っ張る(燃料ホースに注意)
③タンクをある程度の高さで保持しつつ左右のサイドカウル(特にコック側に注意)の嵌め込みを外す
④タンクのホースジョイントを外しホースを抜く(可動部を指でつまむように挟めばすぐ緩む)
の手順で外していけば上手くいくと思う。
ホースジョイント外しの際にはホース内残存燃料が飛び散るのを防止するため手元にウエスを準備、念のためサイドカウルの傷つき防止で養生テープを貼るのもいいかもしれない。
ついでに旧CBR250Rのネックであるところのフューエルホースの状態も点検しておこう。
ホース、燃ポン周りの状態も良く、触ってもクラックやひび等は無かった(安堵)
....が変にホース弄って破けでもしたら目も当てられないと思ったんで上述の④を省略してタンクを下ろさず作業したのだわ(チキン体質)
外して置いといた方が落下リスク等々を考えると良いような気もするけどとりあえず今回はそのまま。
この方法でやる時はタンクとフレームとの間に何かを挟み込んでタンクの傾き具合を固定するといいかも。
②サーモスタット交換
ここまで来たらいよいよラジエーターキャップが見えてくる。
このキャップがクソほど固い+回しにくいところにあるんで回しやすいようエアクリボックスを取り外すか、冶具を用意して回す等工夫が必要かも.....
このキャップとサーモスタットカバーの取り外し時に冷却水がこぼれるんでウエスを置いておくと吉。
キャップを外し、キャップ周辺にある程度溜まっていた冷却水をいくらか取り除いたら今度はサーモスタットカバーを外していく
.......が。
肝心の写真を撮り損ねたんで文面で残しておきます(ガバガバ)
上の写真の視点でカバーの右下・左上のネジを外し、次にカバー右側のホースを先述のフューエルホースの要領で外す。
最後にカバー下部の太いホースを外してやれば完全にカバーを外すことが出来るがこのクソ太ホースが中々外れない上にクリアランスの無さも相まって中々むずかしい。
今回参考にした動画ではエアクリボックスを外してから取り掛かっていたが「なるほどこういう事か」と合点がいった(はんなり)
それでもなんとかならないもんかと触ってたらサーモスタットカバーを車体外側へ向けてずらせばどうにかサーモスタットにアクセス出来そうだったんでこのまま続行(ガバガバ整備)
Oリングも念のため交換、すっかり潰れて溝に癒着していたが−ドライバーでこじこじして摘出。
工事完了です(ニッコリ)(まだ終わってない)
あとは丸っきり逆の手順で取り付け、清掃したら試走しようそうしよう(キャッキャ)
絶好のツーリング日和だよ今日も(なお猛暑)
さて、肝心の部品交換の効果確認だが...
......
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ちょっと水温の上昇を抑えられたかな?といった感じ。(不感症)
若干回し気味で走行したが水温上昇の速さが以前と比較して若干程度抑制されていた.....ような気がする。もともと付いていたサーモスタットも見た感じはそれなりの年数経過を感じさせはするが大きな動作不備などは無かったのかもしれない.....
まぁ予防保全として考えて長い目で見れば十分に効果はあると思うんでこれはこれでヨシ!(御満悦)
帰宅後改めてタンクを上げてユニット付近を確認した感じだと特に漏れ等は無かったんでまぁ大丈夫でしょ、実験は成功だ!